手指消毒用アルコールの話(てんちょー日記)

こんにちは てんちょーです。
12日の内覧会は開店に向けての色々な気付きを得る機会になりました。
その中でも大きな問題になったのが「手指消毒用アルコール」の問題です。
現在多くの店舗では入り口にアルコール消毒液のスプレーやディスペンサーが用意されています。特にディスペンサーが置かれている店舗ではその足元に注目してみて下さい。
多くの場合、マットや雑巾が敷いてあるはずです。

消毒液のディスペンサーは結構な量のアルコールが噴射されます。その全てを手で受け止める事が出来るならいいのですが、なかなかそうもいきません。噴射が終わる前に手を離してしまったり手が小さくて受け止めきれなかったり、でどうしても一部のアルコールは床に漏れてしまいます。マットや雑巾がそれらを吸収してくれればいいのですけど、そうでないと床にこぼれてしまう訳です。
このこぼれたアルコールが問題なのです。

当店の床はサクラ材のかなりしっかりしたフローリングを敷いており、スパイクシューズでもない限りはそう簡単に傷にはならない程の硬さを誇っておりますが、そんなフローリングの床にアルコールがこぼれると…白い液だれシミが出来てしまうのです。
この原因はフローリングの床に塗ってあるワックスとアルコールが科学反応して変色してしまう事にあります。因みにワックスをかけてない木製の床や壁にアルコールが飛んでもシミにはなりません。ワックスを塗り込んでいるフローリング故に起きる現象なのです。
ではこの問題をどう解決するか、ですが、解決策は「床の液だれシミを取る」と「今後このような問題が起きない様にする」の2本立てになります。
「液だれシミ」を取る方法はネットの各所に掲載されていますが、簡単に素早く片付けるならベビーオイルや食用の植物油を塗ったメラミンスポンジでこする方法、が現在多くの参照を得ているようです。
当店もこの方法を使って液だれシミの除去には成功しました。ただしこの方法はメラミンスポンジで化学反応を起こしたフローリングのワックス部分を”薄く削り取る”という方法でもある為、やりすぎると床にはそういう事をしたんだろうなぁと窺わせる様な跡が残ってしまいます(もっともこれも注意深く見ないと気づきませんが)。幸い当店の場合は液だれシミがそれ程広範囲でもなかったので、そこまで目立つ様な跡にはなってません。

そして今後液だれシミが出来ない様にする為の方法ですが、これは「アルコールを使わない消毒液にする」という選択肢以外ないという結論になりました。ところがこれが簡単には見つかりませんでした。近所のドラッグストアに聞きましたが、現在市販品の手指消毒液は必ずと言っていいほどエタノール(=エチルアルコール)が含まれており、これが主成分か添加物かの違いで商品が判れる程度なのだそうです。
つまり言い換えるなら、ドラッグストアなどで購入出来る手指消毒液でアルコールが含まれてないもの、ノンアルコールのものはないという事になります。因みに次亜塩素酸水はどうか、とドラッグストアで尋ねてみましたが「物の除菌にはいいけど、手指の消毒用には向いてない」との事でした。
で、ネット検索をしてみると、楽天市場の中に銀イオンと精製水作られてる消毒液と言うものがありました。
銀は昔から除菌能力に優れた物質で、ドアノブや食器に銀製品が多いのも日常生活で細菌から身を守るための生活の知恵から来るものなのです。
そんな銀のイオンを使った消毒液であれば、アルコール消毒と同等の効果を得られて、且つ床にこぼれても液だれシミにはならない、と思い、アルコールに替わってディスペンサーにこの消毒液を入れて使う事にしました。
試しに目立たない隅の方で床にもこぼして30分程放置してみましたが、アルコールの様な液だれシミにはなりませんでした。
残念なのはお値段。今回購入したものは300mlのボトル入りで1280円(税込)します。アルコール消毒液なら同じ位の価格で1000mlの物が購入できますから、単純計算でも3倍以上の物になってしまいます。しかし床の傷みには代えられません。
早い所コロナウィルスの騒動が収まり、こうした手指消毒が不要になってほしいものですね。
今回購入したノンアルコール消毒液は楽天市場のこちらのお店で購入できます。

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