4月10日にあった事
また前回から間が開いたてんちょー日記を書いているてんちょーです。
今回の日記はこの4月10日あった出来事、そして今日(14日)から営業再開するまでの事を少し書いてみたいと思います。
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4月10日の出来事
日曜日の朝ですが普段通りに自宅を出て店に向かおうとしてたのですが、あと5分位で店につく位のタイミングで大家であるN不動産のNさんから携帯に着信があり、こんな時間になんやろと思って出てみたら
「なんかおたくの店の中が大変な事になってる」
と言うので急いで店に向かったのです。
そして1階のホールに足を入れた瞬間びっくりしました。
フローリングの床が水浸しになっておりジャバジャバ水が流れてる音が聞こえるのです。
一体どこから、と思って見てみるとうちの店の入り口付近の壁の出っ張り部分からです。この部分はこの建物のいわゆるパワーシャフトにあたる部分で同じ様な出っ張りがうちの店内にも出来ています。
1階ホール側は完全に石膏ボードで囲われており開ける場所も何もないのですが、うちの店内側は人の手が入れられる程度の点検口があり、普段はこの部分を覆う様に木製の棚を作ってモノクロとカラーのレーザープリンターを2台縦置きしておいてます。
今回店内にはこの点検口から水があふれだし、飛び散った水がこの2台のレーザープリンターにかぶってしまいました。更にこの日は5日の日に某所から引き揚げてきたインクジェット複合機もレーザープリンタの棚の付近に床置きしていて、これについては引き上げて来たはいいけどどうしたもんかいな、と思っていたのですが、これも床上浸水の影響を受けてしまいました。
この他、レーザープリンターを置く棚付近に置いていたカラーレーザープリンター用のトナーカートリッジ5本(黒3本、赤、青各1本)も水をかぶってしまいました。
そして床にはけっこうな広さで床上浸水してしまいました。
ちょうど店の入り口からフリースペース、てんちょーブース、本棚の下を通ってミーティングスペースBの擁壁側1/4くらいまでが床上浸水状態です。
幸いなのはこれらの水が下水、汚水ではなく上水だったことです。
私は自宅が19年の台風15号で雨水による床上浸水の被害を受け、この時自宅は半壊と役所に診断され(火災保険の会社からは全損に認定されましたが)、水によって家が壊される恐怖を体験しましたが、この時は大量の雨水、そして屋根裏に入った雨水が天井裏の汚れと一緒に室内に降り注いでくる様な有様だったので、何よりも衛生面で注意をしなければいけない状態でしたが今回の場合は流石にそこまではなく、とにかく床は雑巾やぼろタオルで水けをふき取り、窓を開けて換気をしとにかく早く乾燥させる様にしました。
漏水の方も元栓を閉める事でいったん止まり、更に水道工事業者さんが入ってもらい漏水個所を修理してもらい昼までには作業が終わりました。
ただまぁこの修理の際にパワーシャフトを囲っている石膏ボードを丸鋸で切り裂いて作業スペースを作った関係もあり、1階ホールの床面には少々の傷やら石膏ボードの破片やらが飛び散ってしまいこれらの跡は今日(14日)の時点でも残ってしまっています。
4月11日~13日にやった事
この期間は臨時休業としました。営業できない理由はいくつかありますが、やはり漏水した個所の乾燥、異臭の除去が主目的になります。
まず水をかぶったプリンタとその置き場に使ってた棚、これらを移動させます。棚の方も水をかぶってはいますが、幸いと言うかこの棚はホームセンターにあるパイン集合材を使った棚板と柱の組み合わせで作った後に透明ニスを塗っているので水がそこまで染み込むような事もなく、乾燥させればそのまま使えると思い、窓際に置いて乾燥させました。
プリンタに関しては、モノクロレーザーは一応動きはしましたがカラーレーザーとインクジェット複合機は動きませんでした。どちらも出水先に近い所にあったものですしね。
これらは損害補償を大家側に申し立てているので(とは言え、レーザー2台は中古で買ったものを自宅から持ってきたもの、インクジェット複合機は他所からの引き上げ品なので値段の算出はちょっと難儀しましたが)、現状は倉庫スペース(マガジンラックパーティションの裏側が倉庫スペースになっています)に片付けてあります。
そして漏水の被害が一番顕著なのがパワーシャフトの中ですが、ここには脱臭+除湿剤6個を入れてみました。とにかく石膏ボードが水を吸っている=触るとひんやりするのでこれを乾燥させたいのです。更に水がたまった室内って独特の生臭い臭いがするのでこれを脱臭剤でとる、と言う目論見です。
実際店内側のシャフトを造作するのに使われている石膏ボード(もちろん壁紙は貼ってある)から水が染み出したとしか説明出来ない現象も発生しており、
更に点検口に扇風機を向け内部に送風しました。
これも台風被害にあった際に自宅で実際にやったのですが、窓を開けて窓に向けて扇風機を回す事で室内の空気を外に逃がし、これに乗じて室内の余計な水分も吐き出させる様にする事で乾燥を促進させるというものです。
因みにシャフトの中に向けて送風しても意味ないのでは、と思われるかもしれませんが、前述の通りシャフト内の漏水の修繕をするのにホール側から穴をあけており、店側から送風するとこの穴から抜ける様になっているので除湿の効果は得られるかと思っております。
更にこの間は店内の換気扇も24時間稼働、エアコンも除湿冷風で24時間稼働、店内に自分がいる間は窓全開にしてとにかく換気、換気、換気としていました。
また店入口カウンターには大きな消臭剤も置き、店内には「ハッカの除菌水」を噴霧してみました。
とにかく生水臭い臭いをいかに取るか抑えるかにこの3日間は普請しました。
とにかく心配した様な被害は抑えられたので14日から予定通り営業再開となった次第です。
14日以降もまだ治ってない部分
店内は何とか営業を出来るまでに戻す事が出来ましたが、玄関ホールの方はまだ修繕は出来ていません。
この辺もシャフト内の十分な乾燥を待ってからではないと穴塞ぎが出来ないのもあるでしょうし、かなり大きめにクロスをはぎ取った跡も残っているので最悪の場合はホールの壁全体のクロス張替えもしなければいけないかもしれません。
更に個人的に気になっているのはシャフト周辺の天井です。
この天井板も化粧石膏ボードで出来ており、事故当日はここからも水がしたたり落ちてる状態でした。つまり壁面の石膏ボード同様水を吸っている可能性です。
水を吸ってるせいか天井のボードも若干脆くなっている部分がある様で、触ると凹凸の部分が欠けてしまったりします。
そうなると天井のボードも貼り換えとなりますから、これも結構な手間になりますね。
とにかく今月中にこの辺も完全に修繕してくれたら、と思いますがまだまだ先行きは不透明です。