防音室を用意する事 その2

こんにちは 毎日腕につけているAmazFit Band5で身体情報をチェックしているてんちょーです。
寝る時もつけたまま寝てますが、その結果、睡眠時間を検出させるとこの1週間の平均睡眠時間は5時間だそうですが色分けされたグラフを見ると深い眠りがほとんどありません。毎日全体的に眠りが浅くひどい時は1日の睡眠が全部浅い事もある様で。
睡眠改善考えないといけないですね。

ようやく改造オワタ

さて今月5日に1日かけて貰って来た防音室『だんぼっち』ですが、前所有者の表面処理、内部処理が う~ん と唸ってしまう様な状況だったのでこれをもう少し見た目のいい状況にしようという事で改造処理を施し、約10日かけてなんとか出来たかな、ってところまで持ってくる事が出来ました。

まずはビフォー、アフターをご覧ください。
↓ビフォー

やはり段ボールの地がむき出しになっているのとやたらとべたべた貼られた両面テープの跡が う~ん な部分ですかね。
また内部の吸音材も波型、ピラミッド型がちぐはぐに貼られていたり、左側面は吸音シートが細切れに貼ってあってこれも見た目、効果ともに う~ん な状況になっています。
↓アフター

そこでまず最初にやったのは内部の吸音材の撤去です。いずれも両面テープで点付けされている状態なのでむしり取れば簡単に取れます。
ただ段ボール地なのでどうしても表面の薄皮はめくれてしまいますね。
また内側で使ってる両面テープも紙テープのものではなくゴムシートっぽいものを数センチで細かく切って使っているんですよね。これもはがすの一苦労です。
更にウレタン製の吸音材はかさばるんであっという間にゴミ袋がいっぱいになります。これも微妙に困ったもんだ。

外側の両面テープの跡も普通にはぐれば表面の薄皮をめくり取ってしまいますし何より枚数が多すぎます。
と言うか、そもそも段ボールの地がそのままなのが気に入らないのですよ。

そこで取り出したのが当店の内壁にも貼っている壁紙。
実は内装屋さんから残った壁紙を貰っておいて、将来何かの折には壁紙を貼ってデコレーションしよう、と思ってたので、ちょうどいいからこれを貼ろうという事になった次第。
この壁紙は裏に糊がついてないタイプ。内装屋さんは専用の機械を使って裏に糊を塗って、これを石膏ボードに張り付けていたのだけど、こちとらそんな専用の機械なんて持ってない。そこでどうするかといったら、まず壁紙をだんぼっちの大きさに合わせて切り出し、寸法、貼り位置を決めたら木工ボンドをだんぼっち側に塗り、スキージでこれを薄くのばし、その上に壁紙を貼って古くなって固くなったローラー刷毛にガムテープを巻いて作ったローラーでこれを押さえつけるというやり方。そして横にはみ出した部分はプラフレームに両面テープを貼って巻き込むようにし、最後はフレームに合わせてはみだし部分をカッターでカット。

そして内側部分は遮音シート+フェルトボードを貼る事にした。

大建工業製の遮音シート未使用10m巻き幅94㎝厚さ0.12cmが1本1000円でメルカリに出ていたので即購入。着払いでも3000円でおつりがくるのでいい買い物だった。ただこの遮音シート、1本19Kgもする。なのでだんぼっちの内壁に使うと壁1枚につきおよそ2kg弱の重量になる。結構重い。

大建工業製遮音シート1ロール

更にこの上に吸音材のフェルトボードを貼る。
フェルトボードはこれまでもミーティングスペースの壁面に貼ってて効果のほどはおよそ理解していたのもあるし、また防音室内は基本光も入らない密閉性があるので暗室になってしまう。暗室に黒いものを貼ってるのは気分的にもよくないので明るい色と吸音効果を狙って白い色のフェルトボードを貼る事にした。

Amazonで購入したフェルトボード(直角)

ただ全部に貼るとなると金額的にも厳しいので、ミーティングスペースに貼ってるフェルトボードの予備を出してこれを天井と一部隙間に貼る事にした。

貼り方はまず遮音シートをだんぼっちの内壁より一回り位小さめに切って強力な両面ボンドテープを使って上、中、下の3点貼りする事にした。この辺は加減の問題もあるのだけど、ボンドテープが超強力なのでこれで保持が出来ている。
そして遮音シートの上に木工ボンドを伸ばしてフェルトボードを貼る、というやり方だ。


貼る位置決めをするのに対になる壁面同士を仮組しながらどの位の位置ならいいかを決め、決めたらボンドで貼りつける一発勝負。石膏ボードなら虫ピン打ちで固定が出来るのでしくじっても貼り直しが比較的簡単に出来るんだけど、段ボールに虫ピンではほぼ固定の意味なしなので木工ボンドで糊付けしていく。

加工の平面図
遮音シートと段ボールの接着には両面ボンドテープ
フェルトシートと写真シートの貼り付けには木工ボンドを使用した

天井と奥面のボードにはそれぞれ換気用/配線用のダクトパイプをつける穴があるので、この部分はカッターで切り開いてダクトパイプが通るように加工する。

天井板 換気用に2つダクトパイプが通ってる


また側面のボードには固定式の机板を差し込む穴があるので、この部分も当たりをつけてフェルトボードを机板の厚さ、幅に切り落としておく。

右側面 黒い溝の部分に机板が入る

そして床部分だが、実は床のボードも壁面と同じ段ボール板なので椅子の構造によっては穴が開いたりへこんだりする危険がある。そこで9㎜厚のOSBボードを床の面積に合わせてホームセンターでカットしてもらい、これを敷くことにした。OSBボードは価格が安く丈夫なのでこうした床板補強にはちょうどいい。

床板のサイズはメーカーのオプション品のサイズを参考に
椅子は背もたれないタイプが座りやすい。

最期にドアの取っ手部分のへこみだが、これは取っ手部分を大きくカバーできる様に板を切り出して補強する事にした。ダイソーで3㎜厚の桐板を買ってきて、カッターで適当な大きさに切り出し、縁の部分は紙やすりで滑らかになる様に削り、ネジを通せるように穴をあけて補強板にし、これを前後からドア板を挟み込むようにしてネジで固定する様にした。

3㎜杉板を適当な大きさに切り出して鉛筆で印をつけて穴をあける


因みに杉板部分はドア板に貼り付けてない。この部分が一番力掛かる部分なのでいずれ板も破損するかもしれないのでその時交換しやすいように貼りつけない事にした。

組み立て平面図

気になる防音効果

さてここまで改造を施した各ボードを実際に組み立ててみる。
組み立ては頭がプラ製の手回しネジで各所3点固定するように出来ている。なので分解/組み立てはまぁまぁ容易だ。
まぁまぁというのは支え/抑えがないと1人ではちょっと難しい、という点があるからだ。出来れば2人で支えながら組み立てた方が楽だけど、ワンオペてんちょーは手伝ってくれる人がいないので一人で頑張って組み立てた。

写真を見ればわかる通り、壁紙は多少模様違いになっている部分がある。内装屋さんから貰った壁紙では足りなかったからだ。なるべく同じようなものをホームセンターで探してこれになった次第。
その壁紙もきちっと貼れている部分と皴になってる、歪んでいる部分が出てしまっているのは素人細工のご愛敬って事で。

内部もフェルトボードの継ぎ目があまり目立たない/気にならない程度には貼り合わせる事が出来てると思う。剥がれてくる様子もないのでまぁよしだろう。

さてこうなると肝心の防音効果だが、テストとしてMacBook AirでYouTubeの動画を再生し、ドアを開けた状態、閉めた状態のドア前、閉めた状態から2m程離れた状態をそれぞれiPhoneアプリの「騒音測定器」で調べてみた。

感じとして15~20dB程度は減衰するかな、って事で全く遮音されるとまでは流石にいかないけど、2m離れると中で何を話しているかを聞き取る事はし辛くなったかな、って思う。
なので中でZoom会議をやったり、周りの騒音を遮って集中したい時とは有効と思うので今後当店お越しの際にはぜひ防音室もご利用下さい。

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